ブルースの映画「クロスロード」

映画クロスロード

 Tくんとのレッスン中に、映画「クロスロード(1986)」の話に。これ、楽しい映画ですよね。普通の映画として見たら、ちょっとつまんない映画だけど(失礼。笑)、ただ、音楽、特にブルース好きにとってはめちゃくちゃ楽しい映画。
 ロバートジョンソンの曲はあの残された29曲以外に、実は「もう1曲」あって、それをある黒人の老囚人が知っている、その老人は実は伝説のウィリー・ブラウンで、それでその「残された1曲」を探しにいく、みたいなロードムービー。最後のちょっと間抜けな(?)スティーヴ・ヴァイも楽しい。

「だけど先生、ウィリー・ブラウンって、ハーピストじゃないですよね」

 とTくん。そう、実際のウィリー・ブラウンはギタリスト。
 この(映画の中での設定の)ウィリー・ブラウンはあのクリームのクロスロードで

「Run, you can run tell my friend boy Willie Brown」

 と歌われる「ウィリー・ブラウン」で(これも、諸説ある)、ということだと思うのだけど、そもそも実物のウィリーは1952年に亡くなってます。
ロバジョンの、「まだ発見されてない1曲」というのも、映画上の設定。
そもそも、「クロスロード」で悪魔と取引したのはロバート・ジョンソンではなく、トミー・ジョンソン(1896-1956)だ、という説もあったり、(というかそんなこと言い出せば、悪魔なんかいない訳で。笑)
 でもまぁ、そんな野暮なことは言わず、そういったキーワードが散りばめられているというだけでも、楽しい映画だと思います。
 全編に出てくる主人公の弾くスライドは、あのライ・クーダーによるプレイ。クラークスデールあたりの風景もふんだんに出てくる。何といっても、ブルースギターを題材にした映画なんてほとんど無いので(ジャズの映画はたくさんあるのにね)、ほんと、これはおすすめの映画です^^

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