この土曜日に、阿波座の江戸堀公園でお祭り。うちの教室から歩いてほんの200mくらい、なんの変哲もない小さなお祭りで、ただ屋台がいくつか出ているだけ。たこ焼き、イカ焼き、ベビーカステラ、焼きそば、etc。特にこれと言って、特筆すべきものもありません(笑)。櫓(やぐら)も無し、太鼓もなし。音楽も出し物も、特になし。だけど、これだけの都心部でこういったお祭りがあると、何となくほっとします。
同じように他の人も感じてでしょうか、ものすごい人出でした。みな、コミュニケーションに飢えているのだと思います。
都市部の人間は孤独だなんて言われますが、うちのマンション(もちろん西区内)なども流動性が高く、なかなか近所の知り合いができません。お隣さんとちょっと会話するようになったな、と思ったら、転勤で越して行ったり。都会ですからね、仕方ないですけど。そもそも一軒家が少ないので、家族ぐるみの交流も難しい。更に阿波座は、商店街が無いんです。なので、商店街組合もない(ちなみに、お隣の九条や野田は、普通に商店街もあるし、組合もあります。阿波座は基本的に、オフィス街ですからね、、)。自然、町のお店さん同士の繋がりも薄くなります。普通、地域のイベントは地域の組合が母体になったりしますから、当然街ぐるみのイベントも少なくなるという訳です。
西区には大きなイベントはあるのだけれど、、
お爺ちゃんやお婆ちゃんなんかだと、町の病院が地域コミュニケーションのハブとして機能したりするのかもしれませんが、意外と都心部の地域コミュニケーションって難しい。都会だから、地域に関係なく集まる巨大なイベントはある。西区だと、大阪ドームや国際会議場、オリックス劇場はじめ、巨大なイベント施設がたくさんありますから、毎日それこそ世界的なアーティストのコンサートやミュージカル、各種フェスなんかをやっている訳です。だけど、そこに住む「地元民のためのイベント」がなかったりします。
それで、実は以前やはり同じ西区に在住のミュージシャンの知人と、ちょっと何か(イベントとか)考えなきゃね、と話してたりもしたんですが。ただ、これもなかなか、難しい。(音楽イベントだと、昨今は騒音の問題とかがあったり)。でも、この、地味な、しょぼい(失礼^^;)お祭りに異様に大勢集まった人の多さを見て、ちょっとまた、何か考えてみようと思いました。そんな雑記でした(^^)