楽曲の背景
説明不要の有名曲で、初出はもちろんパット・メセニーのデビュー作の1曲目に収められたものです。また、Jaco Pastoriusが参加していることからか、ベーシストにも人気の曲です。初期の曲ですが、
・Trio → Live (2000)
・Side-Eye NYC (V1.IV) (2021)
と後年のライブでも度々取り上げられていることからも、彼の代表曲といって間違いないと思います。
楽曲のアナライズ
| G△7 | Bb△7(#11)/A | ||
| G Lyd (=D Major Scale) | Bb Lyd(=D minor Scale) | ||
| D | D/C | Bb△7(#11) | (G/A) |
| D Major or Mixo | D Mixo | Bb Lyd | A Mixo (= D Major) |
一見、とても複雑に見えますが、実はシンプルです。
曲のKeyは=Dなので、GはIV△7となります。
Bb△7(#11)/A ですが、これは通常のSDM(サブドミナント・マイナー)と考えれば大丈夫です。
Key=Dにおける代表的なSDMは、IVm、IIm7(b5)、そしてbVI△7。つまりBb△7。
これに、(#11)のテンションが付き、ベース音がAに(Keyに対して5th)になったもの。
或いは、大きく捉えたい人は、
Dメジャー → Dマイナー
とメジャー/マイナーを行き来している、という風に捉えても(これを、同主調変換といいます)良いです。
また、ジャズのイントロなどでよく使われるA7sus4(b9)も、ほぼ同じサウンドになります。
D/Cは、D7と捉えてMixo-Lydianでフレージングしても良いですが、「Dメジャーペンタに、7thをプラスする」、くらいに考える方が、大らかで原曲の雰囲気が出やすいかもしれません(音的には同じことです)
Bの部分にいってみましょう。
| G/A | F/G | ||
| G Lyd (=A Mixo) | F Lyd(=G Mixo) | ||
| A7/E | D | ||
| A Mixo | D Major Scale |
G/A、F/G、ともに、IV/Vのコードだと考えられます。
分子(IV)のLydと思って弾いても、分母(V)のMixoと捉えて弾いても構いません(同じことです)。こういうのは各自それぞれの好みだと思います。
A7/EはV7の5度ベース。そしてトニック(D)へ。
シンプルですが、面白いのはA7の部分のメロディ。A7(#9, 13)というサウンドになっていて、これはコンディミ(h/w Diminished)のサウンドです。なのでもちろん、そういったフレージングをしてみるのも良いと思います。
特に決まったイントロ、エンディングはありません。いきなり始めるのも良いし、
例えば、ドラムから始めたりなどしても、映える曲だと思います。
とてもカッコいい曲なので、ぜひレパートリーに加えてみてください^^
