後期のバドパウエル

バドパウエルのシーンチェンジズ

一昨日はラジオでならどっとFMさんへ。
今回は「クレオパトラの夢」かけました。
「なぜ?(今さら、このアルバムを?)」って感じですよね。笑
この時期(1958年)のバドはもうダメだと言われていて、いわゆる「”わかってる”」ジャズファン的には40年代後半〜50年代初期のものが真髄だ、となっていて、テクニック的には正にそうで。晩年(それに、晩年、といっても彼は41で亡くなるので、晩年といっても30代なのだけど)はもう指が回っていない、ミスタッチが多い、それは40年代のものに比べてたら確かにその通りで、これなど、
「たららららららら〜 たららららガー」
って、笑、アルバム冒頭わずか14音目でミスってるので、それはそうなんだけども。また、下手になったといっても9秒58で化け物みたいに走ってたのが、10秒03台になっちゃったよねって話で、もちろん普通に上手いんですが。(本当に、全盛期は鬼神のようなプレイです)
この人、警官に頭殴られちゃったり電気ショック療法されたりとまぁ、本当に可哀想な人で、50年代後半はすでに心身ともズタボロだったと思われる。「破滅型のミュージシャン」といえば一番か二番目に名前が出る人で、「という」ウンチクみたいなしょうもないものが自分のイメージの中で先行してたのと、そもそもこの演歌チックなメロディがもう嫌いで嫌いで。もちろん、この曲は定番中の定番曲なので、そこら中で今でもBGMでよくかかってるから、嫌というほど耳にはしてるんだけれど、この間、ふと、改めてこのアルバムをまじまじと聞いていたら、涙が出そうになってきた。なんだよ、素晴らしいじゃん、って。
もちろんこのイモっぽいメロディ(失礼)も好きになれないし、所々のミストーンもやはり気にはなる。だけどそんなものを無効化してしまうパワーと、何より「楽しむんだ」という強靭な意志。素晴らしい。
バド、安らかに。
そうそう、ところで今回は番組にお便りを3通もいただきました。
僕の番組ではあり得ないこと。笑
ありがとうございます!m(_ _)m

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