先日、5/30は大阪本町のPRAJNAさんにてライブでした。この日メンバーは、麻生優佳さん(vo)、岩田晶さん(b)、平山惠勇さん(d)、そして私。麻生&平山さんとはこれまで何度も共演させてもらっていますが、岩田さんとは今回が初めての共演。岩田さんは、木村充揮さんやモダンチョキチョキズのCDにも参加されている、素晴らしいベーシスト。特にサンバやブラジリアンミュージックの分野で精力的に活動されてます。もちろん今回はブラジリアンというよりもジャズが多かったのですが、スイングもファンクっぽいビートも、とても心地よかった。関西のブラジル音楽シーンでは有名な方だし一度共演してみたかったので、良い機会を頂いてとても良かったです。
しかし、本当にリズム(のアンサンブル)って、よく分かりませんね。平山サンペイさんはもちろん、コンテンポラリージャズ〜フュージョン、のノリ。そして先に書いたように、Bの岩田さんはブラジリアンのグルーヴ。僕は基本的にジャズとブルース、黒人っぽい、粘っこいノリが好きな訳です。つまり、この三人はだいぶベースとなるジャンルが違う訳なんですが、、それでじつのところ、ライブ前には少し不安だったんです。ところがどっこい、いざこの三人で演奏し始めると、すごく良いグルーヴが生まれたんですよね。不思議。ジャンル違いすぎるのに。笑
だから、単純にジャンルや音楽的嗜好が似ていれば良いアンサンブル、グルーブが生まれるかというと、決してそうじゃないんですよね。むしろ、全く違うノリが加わることによって、リズムが二次元から三次元に、別のベクトルで広がったりする。自分のプレイ単体については、流石にこの歳になるとなんとなくは見えてきたんですが、アンサンブル、共演するメンバーと合わさるとどういうグルーヴが生まれるか、については、本当にその当日、音を出すまで分からない(だから刺激的で楽しいともいえますが)。うーん、奥深い。
ともかく、楽しいライブになりました!当日お越しくださった皆様、ありがとうございました!