毎月出演させていただいてる、ならどっとFMさん。今月の放送では、Sonny Rollins の『The Bridge』をかけました。
ソニー・ロリンズが亡くなったという知らせを聞き、自然とこのアルバムが頭に浮かびました。本当にたくさんの名盤があるロリンズですが、僕にとって、というより、多くのギタリストにとっては、やはりこのアルバムではないでしょうか。もちろんギターはJim Hall 。このアルバムを昔から繰り返し聴いて、よく練習していました。
ギターの伴奏の付け方や、音の選び方。そして何より、ギターとサックスの絡み方。前に出過ぎず、でもしっかり会話している。ロリンズのフレーズに対して、ジム・ホールがどう反応しているのか。逆に、ギターの一音にロリンズがどう返しているのか。そういうやり取りを何度も聴きながら、「ジャズってこういうことなんだな」と勉強していました。派手ではないけれど、本当に深い演奏。コピーしてみても、なかなかあの空気感には近づけない。ロリンズの動的な力強さと、ジム・ホールの静的な美しさ。『The Bridge』は、そのバランスが本当に素晴らしい作品だと思います。
それと、これも多くの方も言及していましたが、あの「A Great Day in Harlem」に写っている、最後の1人だったんですよね、ソニー・ロリンズ。これは、1958年にフリーランス写真家、アート・ケインがエスクァイア誌のためにニューヨークのハーレムで撮影した、57人のジャズミュージシャンの白黒写真。

ブレイキーがいて、ガレスピーがいて、ベイシーがいて、ミンガスがいて、レスターヤングもいて、、と、書ききれないくらい凄いメンバー。見たことがない人がもしいたら、wikiなどで確認してみてください。本当に凄いメンツだし、ロリンズはこの中の最後の生き残りでもあった訳です。
ということで、なんですかね、一つの時代が終わった感、がします。ラジオでもそんな話をしながら、一曲かけさせてもらいました。
ソニー・ロリンズ、安らかに。
R.I.P.

