本当に暑いですね、ってことで「Hotter Than July」

ホッターザンジュライのラジオ写真

 昨日はならどっとFMさんの日。
 今回はもうこの季節、この時期、これしかない、というアルバムを。曲は「Master Blaster」とかだと余計に暑くなりそうなので、笑、涼しげな「All I Do」を。
 僕、これ、勘違いしていて、シングルだと思っていた。けれど、違うんですね。スティービーってそういうパターンが多い。Isn’t She Lovely(だいたい皆、シングル曲だと思ってる)をはじめ、Summer Softとか、All in Love Is Fairとか、あれ、この曲ってシングルじゃなかったっけ?みたいな曲がほんと多い、というところが本当にこの人は偉大だと(アルバムに、捨て曲がないって意味)思います。
 スティービーの全盛期は一般的にトーキングブック(1972年)からの三部作やその後のキー・オブライフあたりまでが〜、と語られることが多いけれど、1980年発表のこのアルバム(Hotter Than July)もぜんぜん悪くないです。スティービーに限らずいわゆる歴史的名盤って、60〜70年代に固まっている。これって普通に考えて、単に60〜70年代に優れたアルバムが実際多かったからだ、とも考えられるけど、にしても、どうも「歴史的名盤」ってこの時代に固まり過ぎている。雑誌で紹介される各ジャンルの名盤も、軒並み全て、70年代までのアルバムです。僕は最近思うんですが、これってマスタリングの質(質感)にも関係あるんじゃないかなと思ったり。もちろん、マスタリングの質は年とともに上がっていくんですが(でもこれ、何が上がったか、って話で、とても難しい)、それに伴って年代が下るにつれ、どんどんダイナミクスが失われていくように感じます。簡単に言うと、音が平坦になっていくということ。CDの発売は1982年からだけど、スタジオでは70年後半から徐々に、録音やエフェクターがデジタルに置き変わっていきます。簡単にいうと、「のぺっと」した音になっていく。もし、80年代以降の様々なレコードを60年代のミックスで聞いたら、どんなだろう?と考えたりします。また、そこから喚起されるイメージ(出来上がったマスターの音質)に、ミュージシャンのプレイや楽曲も影響を受ける訳で、だから「80年代以降は、ロックやR&Bがつまらなくなってさ、、」みたいな意見は、僕はそれは、テクノロジーの話(問題)で、アーティストや演奏の質云々の話ではないんじゃないかな、と思ったりしてます。ましてや、スティービーワンダーの才能が枯渇して、みたいな意見を言う人もいるけど、僕はそれは違うと思う。演奏ならともかく(演奏は身体性なので、例えば体の調子に左右されたりするけれど)、そうそう簡単に作曲やアレンジの才能って、枯渇しないんじゃないかな、なんて思います。
 今日(8/5)は全国で猛暑日。大阪と京都は38度でした。奈良も兵庫も37度。ほんと、Hotter Than Julyですね、、、溶けそう。笑

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