ポリリズムが肝。ヴァンヘイレンのUnchained

YoutubeにアップしているCool Riffシリーズ(通称なつかシリーズ)、第45弾はVan Halenの4thより、Unchained。教室の近くのラーメン屋でやらたHM/ハードロックがかかるお店があるんですが、昨日はこの曲が流れて。久しぶりに聴いたらやっぱりカッコよくて、それで弾いてみました(このシリーズでの選曲は、たいていこのパターン。笑)。多くの人が言う通り、エディ・ヴァンヘイレンの真骨頂はリズムギターにあると僕も思います。ライトハンド(タッピング)の開拓者でもあるけど、やはり突出しているのは彼のバッキング。タッピングのフォロワーは数多く出たけれど、彼の独特なリズムを継承するギタリストが現れなかったことがそれを証明していると思います。

もちろんリフもカッコいいのだけど、中級者の方ならさほど難しくはないと思います。それより問題は、ブリッジ(Bメロ)のリズム。これはどんなリズムなのでしょう?

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ポリリズム?それともグルーピング?

近年、「ポリリズム」という名前はPerfumeの曲によってかなり周知されましたが、笑、実はこの「ポリリズム」の定義って、あまり定まってないのです。同拍-異拍子を指すのか、異拍-同拍子を指すのか、意見が分かれているようです。同拍-異拍子は「グルーピング」と言われることもあります。異拍-同拍子のみを「ポリリズム」と呼ぶ人もいるようですし、同拍-異拍子(グルーピング)もポリリズムの一種だと考える人もいます。また、楽理的側面からこれらはそもそも「ポリリズム」ではなく「ポリメトリック」と呼ぶべきだと主張する人もいて、定まった定説はないように思えます。ただ、「ポリリズム」という括りの中に「グルーピング」も含まれるとの認識が、ミュージシャンの間では割と共通認識になっているように思います。

そこでこの曲の場合ですが、「4拍子の上で、4分音符7個パターンになったリフ」が展開されます。これは上記の例でいくと、同拍-異拍子ということになり、いわゆる「グルーピング」です。(ただ上記の通り、これもポリリズム、と言っても良いと僕は思います)

ヴァンヘイレンは複雑なリズムが多いですが、ただプログレのように変拍子はあまり出て来ません(今あれこれ思い出しているのですが、変拍子の曲って1曲もない気がします)。それは、彼らが基本的にスタジアムアーティストで、観客を「踊らせる」という目的があるからなのではと思います。だから拍子としては4拍子になっている、ただその上でリズムを複雑化しようとすると自然、グルーピングが多くなる、ということだと思います。実際彼らの曲は、シンプルにノって踊りながら聞くこともできるし、でもいざ弾いてみると、かなり手の込んだリズムアプローチになっていたりして、驚かされます。興味がある人は特にこのブリッジ部分をぜひ聴いて分析してみてください^^

このシリーズ「Cool Riffs」の再生リストはこちらから。ロック〜ファンク、ブルースまで、カッコいいリフをアップしてます。

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