サザンロックの雄、Lynyrd Skynyrd

なんとなく、Youtubeに昔弾いてたリフを上げていくシリーズ、「なつかシリーズ」の第33弾。僕が高校の時はブリティッシュ・インベージョンとLAメタル全盛の時代で、こういう土臭いのは誰も興味なくて悲しかったんですよね。ということで、レイナード・スキナードを弾いてみました。彼らの4thアルバムよりタイトル曲。

「Lynyrd Skynyrd」は、1970年代に活躍したアメリカのロックバンド。彼らはサザンロックの代表的バンドで、その音楽スタイルはトリプルギターと、その泥臭いブルージーなサウンドが特徴。「Sweet Home Alabama」や「Free Bird」などの代表曲があります。
そもそもサザンロック、という言葉に馴染みがない人も多いと思います。代表的なのは彼ら以外だと、オールマン・ブラザーズ・バンドや38スペシャル、アトランタ・リズムセクションなど。ZZ Topやジョニー・ウインターなどテキサス系も含める人もいます。また、レオン・ラッセルやザ・バンドなどを含める人も(でもここら辺は”スワンプ・ロック”と呼ばれたりもします。相変わらずジャンルの定義は難しいですね^^;)。もう少し後の世代だと、ブラック・クロウズ、現在だとやはりデレク・トラックスでしょうか。良いバンドがたくさんあります。ただ、何故か日本ではほとんど人気がありません。日本で人気あるロックはZepやパープル、Queenなどイギリス勢が多い。日本人ってああいう「じめっとした、哀愁漂う雰囲気」が好きなんでしょうね(もちろん僕もそっち系も大好きですが^^)

彼らの4枚目のアルバムは、1976年にリリース。このタイトルトラック「Gimme Back My Bullets」もバンドの代表曲の一つ。デビュー以来着実に人気も出ていた彼らですが、しかしこの後にロック史上最も有名で不幸な事故に巻き込まれます。1977年、ツアーで移動中のバンドは飛行機事故に遭い一度にメンバー3名が亡くなってしまいます(それだけでなくバンドのマネージャーなども)。70年中盤はどちらかというとZEPやブラックサバス、クイーンなど英ロックの勢いの方が強く、アメリカのハードロック(ロックとハードロックの区分けも難しいですけど)が弱かった時代。70年代後半になるとアメリカのミュージックシーンはどちらかというとディスコやAORに移行していきます。もし彼らがこの不幸な事故で失速していなければ、7〜80年代のアメリカンロックの歴史はかなり変わっていたことと思います。

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初心者でも弾きやすいリフ

とにかく現在では忘れられがちな彼らですが、アメリカのブルースロック、ハードロック史においてかなり重要なバンドです。このリフもシンプルでカッコいいですよね。単音とパワーコードだけで弾くことが出来ます。ただブラッシング(弦をミュートして、カッティング)はしっかりと欲しいところ。といっても、フュージョンやPopsのような緻密なものではなく、多少ハーモニクス音などのノイズが混ざってしまっても、それはそれでロックの雰囲気が出て良いので、さほど難しくないと思います。ぜひトライしてみてください(^^)

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