ロム・シェーラー・エベレのライブへ

ロムシェーラーエベレライブ

昨日は「ロム・シェーラー・エベレ(ROM-SCHAERER-EBERLE)」のライブを見に、西長堀駅からすぐの「大阪市立こども文化センター」へ。
このバンド、実はぜんぜん知らなかったんですが、オーストリア&スイス出身のペーターロム(ギター)、マーティン・エベレ(トランペット)、アンドレアス・シェーラー(ヴォイス)、の3人組のユニットで、ヨーロッパのジャズシーンで話題だそう。ユニット名はそのままこの三人の名前をとったもの。それぞれ素晴らしいテクニシャンなのですが、やはりヴォーカル(ヴォイス)の彼が凄かった。現代版ボビー・マクファーリンといった感じで、ヴォイスで表現されるドラムやパーカッション、管楽器など、特にトランペットとハモったりする時などは、もうどちらが本物でどちらがヴォイスなのか見分けがつかないほど。ギターも、トランペットも素晴らしかったし、アレンジもカッコよかった。ただかなりマニアックなサウンドなので、一般的にどこまで人気が出るかは分かりませんが、僕はけっこうツボでした。場所も西長堀なので阿波座からもう歩ける距離だし、家の近所でこんな素晴らしいライブが聞けて幸せ。
あとは問題は、やはりリスナーとミュージシャンの「ジャズ」という言葉に対する乖離だと思いますね。実際21世紀になって、ジャズ、というジャンルの概念はミュージシャン側ではかなり広がっているのに、リスナーはやはりジャズというとソニーロリンズやビルエバンスのような音楽をイメージする。でも実際こういったコンテンポラリージャズは、ロックやテクノを聞いている人にも訴求力があると思うんですけどね。でも「ジャズのライブだよ」と言ってしまうと、その時点でかなり限定されてしまう。そこをどうするか、ですよね。
ともかく全く未知のバンドだけど、物凄くよかったです。Youtubeに動画があったので貼っておきます。興味ある人はぜひ聞いてみて下さい^^

目次